食虫植物の進化の共著論文発表(プレス発表)

食虫植物の進化】の共同研究成果(基礎生物学研究所長谷部研究室を中心に国際共同研究チームによるもの)が論文になり公表されました!(The pitcher plant Cephalotus genome reveals genetic changes associated with carnivory. Nature Ecology and Evolution)(北大プレス発表(pdfファイル)

食虫植物フクロユキノシタのゲノム解読や発現遺伝子解析、またヒョウタンウツボカズラ(ウツボカズラ科、ナデシコ目)、アデレーモウセンゴケ(モウセンゴケ科、ナデシコ目)、ムラサキヘイシソウ(ヘイシソウ科、ツツジ目)の消化液中に分泌されるタンパク質の解析も行い、特定の酵素タンパク質が系統の異なる様々な食虫植物の間で繰り返し消化酵素として進化したと考えられることがわかりました。このことは、食虫植物が進化するには、実は限られた道筋しか無かったことを意味していると思われます。