理学部でオープンユニバーシティと体験入学を実施
科学技術コミュニケーター養成ユニットが始動
理学部研究科苫小牧宇宙電波および観測所見学会を苫小牧市で開催
“楽しむ科学教室”開催
ニュートリノを見る地下の目〜ニュートリノで地球・太陽を診断する〜

サイエンス・キッズ見参!
〜小学生33人、生物科学専攻教室で講義・実習〜
北海道大学理学部創立75周年 記念式典・祝賀会のお知らせ
外国の研究機関との共同研究
海外からの来訪者
学会賞等の受賞
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各種委員会委員
行事予定
 



 
 

オープンユニバーシティ

 高校生や保護者、一般市民の皆さんに北大を知っていただくための「大学開放」が、8月1日(月)に全学一斉に行われました。

 理学部においても、当日午前と午後の2サイクルで実施され、5号館低層棟2階の大講堂に道内外約120校から354人(道内266人・道外88人、同伴父母の未記帳者を含めると380人)が参加しました。岡田学部長の歓迎挨拶に続いて、各学科長・学科委員等から学科・分野の教育内容等について紹介され、高校生達は真剣な眼差しで聞いていました。

 また、21世紀COE紹介シリーズとして、特別講演会「特異性から見た非線形構造の数学−21世紀COEプログラム−」が実施され、拠点リーダーの小澤 徹教授(数学)から、数学の魅力について高校生にも分かりやすい形でお話しがありました。

      

 

高校生体験入学                 

 オープンユニバーシティ翌日の8月2日(火)〜3日(水)にかけて理学部体験入学が行われました。

 高校生に、自然科学への関心を呼び起こすとともに、理学部で行われている教育・研究の実際を理解してもらうため、「高校生1日入学」として始められたこの催しは、今年で14回目になります。

 平成8年度から、文部省(現文部科学省)の委託研究事業として続けられてきた「高校生のための数学講座」をはじめ、5学科7分野のすべてが平成16年度の験入学に取り組み、理学部全体として計18コースが実施されました。

 今年の体験入学には、道外24校含む70校から合計128人もの高校生達が参加しました。

 参加した生徒からは、「高校で味わうことのできない実験を体験して大変良かった」、「体験入学して北大に入りたいと思う気持ちが一層強くなった」等、多くの感想文が寄せられました。以下に、生徒達から寄せられた感想文のうち、各コースに関係する一部を紹介いたします。

 

《感想文の抜粋》

数 学 科

 

「1.高校生のための数学講座」

・ペル方程式とライフゲームは難しく理解に苦しんだが、講師の先生が分かりやすく説明してくれたので何とかついていくことができました。何といっても内容が充実していたうえに楽しかったのであっという間に時間が過ぎた気がします。

・ペル方程式は本当におもしろかった。学校でやる2・3・高次方程式とは異なった解法が印象強かった。複素数は、まだ「美しい」かどうかは分からないが、色々な分野に用いられることを知って興味がわいた。

・難しかったけど、大学生になって勉強すればこんなことが分かるようになるのかと思ったら、もっと数学を勉強したい気持ちになりました。

・あまり理解はできなかったけど、数学に対する興味が深まりました。今日からモチベーションを高めて、是非北大理学部に入って自分で良いと思った研究をして頑張りたい。

・講義は大変面白く興味深かったのですが、数学があまり得意とは言えない私には理解の追いつかない部分も多少ありました。復習をして完全なものにするつもりです。

・高校生に数学を教える立場として参加しました。数年前にも参加したのですが、理学部のオリエンテーションを兼ねるようになったためか、日程が1日3講座と詰め込む形になったのはちょっと残念な気がします。というのも、いかんせん1時間ではかけ足の講義とならざるを得ず、単なる内容の紹介で終わってしまった気がします。

・先生方の説明が個性的でとても楽しかったです。最初はまったく理解できずに1日が終わるかと思っていたが、理解することができる部分があったので、今日の講義を受けて良かったです。大学に入りたいという思いが強くなりました。

・複素数に関する講義は、今高校で学習している内容と関連しているのでとてもためになりました。また、数学というのは、単に計算したり証明したりする学問ではなく、新たな理論を発見し、それを生活に役立てていく学問であるということを今日の講義で感じました。

・ペル方程式の講義が面白かったです。自分で計算しながら講義を聞けたので理解しやすく考えも深まりました。

・私はまだ高校1年生なので、残念ながら理解できない点が多くありました。しかし、今日の講義を受講して、自分で全く知らなかった数学の世界を見て、これからの数学が楽しみになりました。少し難しそうだなと思いましたが、理解できるようになればきっと数学は楽しいのだろうと思います。もともと数学は好きなので、数学の学習にもっと力を入れて数学の楽しさ面白さに触れたいと思いました。

 

物理学科(2〜7)

「全体講義」

・物理の全体講義は、とても興味深く有意義なものでした。本を読んだだけでは分からないようなことを詳しく解説していただいたので、自分も将来はこの分野に進みたいです。

・体験入学させて頂き、物理への興味が益々深まることができた。特に量子学の話はとても分かりやすく楽しかった。粒子や光子など普段親しみのないミクロの物体は、学校で習っている古典物理学では説明できないことを初めて知った。特に絶縁体の話しではフェルミ粒子の電子の種類によって絶縁体になったり半導体になることが分かった。量子理学や量子統計+αがナノテクノロジーや超伝導などの最先端の技術に応用されているのはすごいと思いもっと勉強したいと思った。

・量子理学にもともとあった「興味深いが難しそう」というイメージが変わり、量子理学が親しみやすいものになりました。将来大学で素粒子について研究してみたいという気持ちがさらに強まり参加できて良かったと思いました。

「2.レーザー光で探る超高速の世界」

・何度か拝見させていただいたことがあったのですが、今回はとても詳しく教えていただき楽しみながら理解することができました。午前の講義とつながるところも多く、今日1日で物理への興味がさらに深まり、とても有意義な時間となりました。

「3.極低温の世界−液体ヘリウムの超流動−」

・とても興味深い実験を見させていただきました。ヘリウムの超流動の実験は、とても大がかりなもので、今後見ることができないかもしれないので感動を覚えました。これからも勉強に励み進路実現を目指したいと思います。

「4.走査トンネル顕微鏡で見る原子」

・楽しかった!!
普段見えないような世界を見られたうえに、それについてやそこから先のことなどを分かりやすく説明していただき嬉しかった。実際の施設や装置、雰囲気が見られてすごく良かった。内容の他に実験や研究について語る先生の姿が素敵で、より物理に興味がわいた。

「7.電波と物理−核からの信号をつかまえる−」

・自分には難しすぎることも多かったが、とても興味深く大学の雰囲気を感じられたので良かったです。もし学力が届くならば是非受験したいと思います。

 

化学科(8〜10)


「8.曲がった分子を伸ばす−サラダ油がマーガリンに?」

・今回は、実験の他に理学部について詳しく知ることができ、今後の進路にとても役立つと思います。今後も実験の他に大学に入るとどのようなことをするのか説明があると興味がわいて良いと思います。

・液体や固体になる理由やNMRという機械で分析したものの見方を分かりやすく教えてもらったので理解できた。全く違うもののように見えても、少しの違いもなかったりしたことが不思議で面白かった。有機化学に興味がわいた。

「9.遷移金属化合物が見せる奇妙な性質−電気と磁気の不思議−」

・普段、学校ではできない実験に触れることができて良かったです。先生方も面白い方が多くて楽しく学習することができました。来年には、北大で同じことができるように、残りの高校生活を一生懸命勉強したいと強く感じました。

・朝から、計算、測量、実験、観察等色々な要素がある講義を受けて良かったです。人数も少人数で、互いに協力しあって実験ができ、仲も良くなりました。次回、もしこれるなら1人1つで実験できたら最高にいいなーと思いました。

・大学で学ぶ化学は高校の化学と比べ、より詳しくより実用的なものだということを実感しました。実験室も使いやすそうであり、来年必ずここに来るという決意が固まりました。

「10.電気泳動法を用いたタンパク質分子の分離と可視化−豆腐とプリンの生化学−」

・今、高校で学習している化学の授業が、どのようなことに利用されているのか知ることができとても良かった。また実験室で実験を行ったことは、今後大学に進学後、大いに役立つと思う。

・説明や解説が丁寧で楽しく参加することができました。小さな質問にもきちんと答えてもらえてうれしかったです。実験室などの見学もさせてもらえて良かったです。実験室の雰囲気や内容などが良く分かりました。

 

生物学科(生物学)(11〜15)

「11.北大植物園淡水生物相の解明」

・引率してくれた方々がとても親切で面白く、楽しく調査することができました。

・生物を固定するのに手こずり、生物を見分けるのはやはり難しいと感じました。大学には、研究所のような緻密な面と友達の家のような開放的な面もあると知って驚きました。高校とはまた違う楽しい生活を送れそうだと思いました。

・実際に生物を採集して、自分で観察するのがとても楽しかったです。普段の生活ではできないことが体験でき良い思い出になりました。自分が将来の進路を決めるときの参考にもなりました。今日の体験を忘れずに自分のやりたいことを見つけて進路を決めたいと思います。

「12.生きものの作り方となおし方−発生と再生を学ぶ−」

・ミジンコ、カエル、ミミズの実験をたくさんさせてもらいました。高校ではあまり実験をしないのでとても楽しかったですし勉強になりました。皆さんとてもいい人たちばかりであっという間に時間が過ぎていきました。

・生き物の再生といわれてもイモリの足とかしか知らなかったけど、カエルの脳やミミズの脳も再生することができると聞いて驚きました。研究室もとても良い雰囲気で、様々な実験器具も見ることができたし、研究室がどんなものかも分かりました。昼食は大学生と一緒に食べ、その時に楽しい話をたくさん聞きました。

「13.植物に導入された外来遺伝子の検出」

・実験を通して学ぶことが大学ではメインであること、分かっていることを学ぶのではなく、自分で分かるようにするということを痛切に感じた。その分かる過程を自分で起して、少しずつ結論に近づいていると思うとわくわくした。それと同時に分かる過程に何が必要かを考え、自ら実験を組み立てることも是非やってみたい。

「14.ラットの脳を見る−神経細胞とグリア細胞−」

・今回の実験は全てが新鮮で楽しかったです。難しい内容で大変そうだと思っていたが、先生が分かりやすく面白く説明してくださり、とても有意義な日を過ごすことができました。進路がはっきりしていなかったのですが、今回の体験で生物関係の学科に進みたいということがはっきり自覚できました。

・実験室は堅苦しいものと思っていたが、それほどでもなかったので楽しかった。建物がすごくきれいで居心地も良かった。解剖をやらなかったのは残念だったけど蛍光の染色(?)の実物を見るのは初めてだったからすごく貴重な体験になった。

「15.生物科学の最先端(遺伝子・発生・脳・進化)に関する実習を体験しよう」

・体験入学に参加して良かったと思ったことが2つある。
1つは、高校の授業では、教科書だけの話だったことが、実際に自分の手で行われたことだ。遺伝子銃を使った遺伝子操作は、「遺伝子操作」とだけ聞くと難しそうでも実際は至極簡単だった。電子顕微鏡では、光学顕微鏡よりも小さいものが見える程度の認識だったけどレバーで試料の位置をずらしたり、光学顕微鏡では細胞内の器官を見ることばかりだったのが、生物の概形を見ることができたりして楽しかった。
2つ目は、イメージに中身が伴ったことだ。それまで自分の中での生物は、「こうこうこういうもの」といったイメージだったが、実際の生物の最先端はこんなことをやっているんだと肌で感じることができた。この経験が後々役立ってくれると思う。
先生方がとても優しく質問に1つ1つ親切に答えてくれたのが嬉しかったです。とても楽しい体験入学でした。個人としては、もう1週間くらいいたかったです。実習が殆どだったので知識も染みこみました。最初来たとき、北大は遠い存在でしたが、今回の体験入学で考えが変わりました。少なくとも入試はともかく「もし大学に入れても・・・」という不安は消えたように感じます。

生物学科(高分子機能学)(16〜19)


「16.アトムのちからで解き明かすタンパク質の謎」

・自分の興味のある分野について、高校よりも発展した講義を受けたことは、将来生物の研究をするうえでとても良い経験になったと思います。見る物全てが見たこともない精密、高価な最新の機材であり、実際に実験を体験できて退屈することがありませんでした。この体験入学で、理学部に入学したい気持ちが増しました。明日からリフレッシュして勉強に打ち込めそうです。

「18.最強のゲルをつくろう−インテリジェントゲルの最前線−」

・実際に実験をやれてとても楽しかったです。紙おむつやコンタクトレンズなど身近なところで様々な形で使われていることを初めて知りました。実験では、高校で使ったことがない道具が沢山あって、今日の体験は本当に貴重なものでした。

・ムードが良く、自分でゲルを作ったり、先輩方と会話をしたりとても楽しむことができました。大学の生活が少しだけ分かったような気がします。すごく貴重な体験ができたと思います。

「19.DNA鑑定をしてみよう」

・DNAについて色々と教えてもらい覚えきれなかったが、知識が増えました。親切に教えてくださって楽しかったです。生物科でも結構化学を使うということも分かったし、目標というかこれからどうしていけばいいか考える良い経験になったと思います。

・まだ授業で習っていなかったけど、説明が分かりやすく楽しかったです。特にカンテンにアプライするときはわざと穴を開けたりするのが楽しかったし、DNAのモデルも初めて見たので、構造が少し理解できて嬉しかったです。

 

地球科学科(20〜21


「20.地球を探る−最新の科学−」

・普段、学校では地学の授業がなく、物理や化学の授業でも滅多に行わないので、貴重な体験となりました。元々実験が好きなのでとても楽しかったです。様々な鉱物に触れたり、顕微鏡で見たりしたことがとても新鮮で楽しかったです。

・地球環境や自然に興味があり、実際に地球上の「もの」を扱うことに憧れてこの学科を希望しました。実際にフィールドに行って実験、観察を行うというところが特に魅力的でした。様々な鉱物に触れたり顕微鏡で見たりして楽しかったし、そこから太古の地球を探ったり、地球環境問題に活かすことができるという興味深い話も沢山あり、今日、体験できて本当に良かったと思います。是非理学部に入学したいと思いました。

「21.自然のメカニズムを探る」

・自分はこのコースに興味を持っていました。実際に参加してみて、自分の知らなかったことを分かりやすく教えていただき、本当に自分にとって良いものになりました。そしてもっと北大に入りたいという意欲が湧いてきました。また、大学でこういう体験入学を受けたことがなかったので、大学でどのような実験を行っているかを拝見し、少しでも知る良い機会になったと思います。

・私は、地学の中で特に火山や地震について興味があるので、北海道の地震、火山活動はとても勉強になりました。有珠山は噴火するたびに新しい山を造っていることや噴火する前に地震が起こることなどを知り、有珠山に興味を持ち行ってみたいと思いました。

 

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