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コオロギは考える―記憶を読み出すしくみを解明(水波誠教授)

コオロギの報酬や罰の記憶の読み出しに、異なる2種類のニューロンの活性化が必要なことが、水波誠教授のグループ(東北大学、現在 北海道大学大学院生命科学院、水波研究室URL)により解明され、8月4日付けで米国の科学雑誌BMC Biologyに発表されました(論文)。
これらはオクトパミンおよびドーパミンを伝達物質とし、報酬および罰の情報を伝えるニューロンです。
  今回の発見は,昆虫とヒトなどの哺乳類の間で、記憶を読み出す仕組みに類似性があることを示しています。昆虫では、学習した刺激を受けると、脳の中でその刺激と結びつけて覚えた報酬や罰の情報を伝えるニューロンが活性化されますが、これは私達ヒトでは、学習した刺激を受けると、報酬や罰を”頭に思い浮かべる”ことに似ています。
  今後、昆虫の記憶のしくみを更に調べることで、ヒトの記憶のしくみの解明に結びつくことが期待されます。
 本研究成果は、8月5日に北海道新聞、読売新聞、日経プレスリリースで紹介され、8月6日にHBCテレビ「The NEWS北海道」でも紹介されました。
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学習した匂いを探索するコオロギ

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