お知らせ

ニュース

形態機能学講座・佐藤先生と山口先生が解説記事

 形態機能学講座の佐藤先生と山口先生が、日本農芸化学会の刊行する雑誌「化学と生物」中の「セミナー室」に学部生くらいを対象にした解説記事を書かれています。
 佐藤長緒,山口淳二(2013)「C/Nバランス調節による植物の代謝・成長戦略」,化学と生物,51:763-772.
b.jpg 著者自らに解説していただきました。
 大気中のCO2濃度増加は世界規模の環境問題となっています。気候変動や地球規模での炭素循環といったマクロな視点での影響に加えて,CO2を材料に光合成を行いエネルギー源としている植物にとっては生きることに直結した大きな問題です。私たちは,そうした炭素源(C)の代謝と特に関わりの深い窒素栄養(N)に着目し,その栄養バランス「C/Nバランス」が植物に与える影響を研究しています。
 この総説では,C/Nを介して大気CO2が植物の生育に及ぼす影響やその制御機構の分子メカニズムについて最新の知見と共に紹介しています。
 私達の研究は大学の一室に設置されたインキュベーター(人工気象機)内という小さな世界での出来事ではありますが,こうした研究成果がやがて世界の食料問題やCO2環境問題の突破口となることを期待しています。

前の記事:
次の記事: