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トマトにおけるユビキチンシグナルの総説を発表

形態機能学系の山口淳二先生と佐藤長緒先生のグループが、トマトのユビキチンシグナルに関する総説を発表しました。実験モデルとしてのトマトの有用性とそこから得られた最新の知見を解説したものです。以下、佐藤先生による解説文です。

 

作物種であるトマトは、2012年のゲノム解読を突破口として、この数年で細胞内分子機能に関する多くの成果が得られる実験植物となりました。私たちの研究室でも、シロイヌナズナに加えて、トマトを実験材料にしたタンパク質機能解析に取組んでいます。特に、細胞内の多様な代謝やシグナル伝達制御に関わるタンパク質翻訳後修飾であるユビキチン修飾に注目し、これまで未知であった作物種の果実形成における役割の解明を目指しています。

この総説では、最近の研究成果から明らかになったトマトの果実形成および環境ストレス適応に関与するユビキチンリガーゼ群に関する知見をまとめると共に、私達がトマトから新たに単離した膜局在型ユビキチンリガーゼATL familyについて紹介しています。

 

発表論文: Li X., Hasegawa Y., Lu Y., and Sato T.* (2017) Ubiquitin related enzymes and plant-specific ubiquitin ligase ATL family in tomato plants. Plant Biotechnology 34: 71-78.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/plantbiotechnology/34/2/34_17.0306a/_article

 

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