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アズキにおける熱活性型レトロトランスポゾンの転移誘導に成功

形態機能学講座IIIの伊藤助教のグループは、高温活性型のトランスポゾンの転移誘導を行い、育種上重要な植物に変異誘導することでゲノム育種に貢献することを試みました。その結果、アズキにおいてカルスを介した再分化個体でトランスポゾンの新しい挿入を確認することができました。アズキにはシロイヌナズナで同定された高温ストレス活性型トランスポゾン配列と82%程度の相同性をもつ配列が保存されていました。日本のアズキ品種内に保存されている高温活性型トランスポゾンを調べた結果、栽培種、野生種ともに高温活性型のトランスポゾンを保有しており、高温による活性化は東日本の種で多く見られることが明らかになりました。次に、アズキにおいて転移能をもつ高温ストレス活性型レトロトランスポゾンの転移誘導を行うため、カルス化したアズキに高温処理を施し転移集団を作成しました。その結果、新しい転移が確認できる個体を同定することができました。今回の発表は、筑波大学、鳥取大学との共同研究のもと、博士課程2年生の野沢君が行った研究成果です。

 

発表論文:Yukari Masuta, Akira Kawabe, Kosuke Nozawa, Ken Naito, Atsushi Kato, Hidetaka Ito (2018) Characterization of a heat-activated retrotransposon in Vigna angularis. Breeding Science (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbbs/advpub/0/advpub_17085/_article)

 

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