大計利用Tips

大判プリンターの利用

大計の大判プリンターでのPower Point File の出力.これで紙を張り合わせるのに疲れなくてすむし,貧乏くさくなくていい!大計ありがとう!だけどUSBハブは真っ当なのに変えて欲しい.北大大計センターの名が....

  1. アカウント作成:マルチメディア端末(2F)のアカウント(大計のアカウントとは別)を持っていないなら,センター3Fのネットワーク掛に行ってアカウントを設定してもらう.もちろんこれは一度だけやればよい.
  2. 端末へのファイルのコピー:Power Point File を適宜なメディアから,適宜なデータ保存領域に移す(c:\temp, c:\tmpなど).メディアとしては,FD, CD, Memory Stick, Smart Media, PCMCIA (Compact Flash),USB-Keyが利用できる.ただ2002年12月現在,USBハブの調子が悪く,USBコードを直接つなぎかえなくてはならない(USBハブくらいちゃんとしたのを買ってよ>大計).
  3. 必要なら用紙サイズの変更:Power Point でファイルを開き,ファイル→ページ設定を選んでページ設定の画面を開く.その画面で,スライドのサイズ指定を「ユーザー設定」を選び,適宜なサイズにする.用紙がA0(91cm×129cm)まであるので,例えばAGUの180cm×120cmならA0縦を2枚横に並べればよい.つまり,幅90cm, 高さ120cmとする.ただしこうすると,印刷のサイズを超えているのでリサイズして印刷しますかというメッセジーがでるが,それでOKするととにかく印刷できる.この場合,上下に約5cm, 左に1cm, 右に約6-7cmの余白ができた.なお,A4でBook Antique で5point (10 point) の活字は23point (45 point)に拡大された.この活字の大きさは,Figure Captionには良いが,まとめなどには小さめかもしれない.なお,用紙サイズを変更すると配置が若干変って重なってはいけないモノが重なったりすることがあるので,よくチェックすること.
  4. 印刷:通常のウインドウズの印刷と同じように,ファイル→印刷で印刷する.
  5. 印刷のキャンセル:プリンターのコントロールパネルについているオレンジのキャンセル・ボタンでキャンセルする.PCのプリンター画面から印刷の中止を選んではいけない.キャンセルボタンでキャンセルすると,自動的にPCのプリンター・スプールからも印刷ジョブは削除されるので,心配する必要はない.
  6. 用紙の取り替え:用紙を取り除くには,プリンターのコントロールパネルの上下キーと入力キーとを使って,ロール紙の取り出しを選んで,「青いレバーを上げてロール紙をはずしてください」というメッセージが出るので,プリンター前面の青いレバーを上げて用紙を取り除く.用紙をセットするには,プリンターのコントロールパネルの上下キーで,ロール紙のセットを選び,さらに用紙の種類(コート紙か光沢紙か)を選びロール紙をセットする.セットする際には紙の端をプリンター印刷部のスリットを通して前面に出して,青いレバーを下げる.
  7. 費用:用紙の大きさにかかわらず1枚あたり,コート紙で300円,光沢フォト紙で900円.コート紙で300円というのは,多分A4やA3をつなげて印刷するよりも廉価だろう.
  8. 余裕を持って:マルチメディア端末は大計センターが開いているなら夜間も利用可能だが,そういう時間帯はインクが切れたらそれまでになりかねない.時間的に余裕を持って作業しよう.

計算機としての大計

やりたいこと そのためにすべきこと
現在使用しているファイル容量を知るには du -k コマンドでcurrent directory以下のファイル容量を1024k byte=1MB単位のブロック数で表示.つまり,これがファイル容量(MB)と思えばよいのだろう.
スーパーコンピューターのデバックオプションは -debug 
f90 -debug test.f のように使えばよい.詳しくは,HI-UX/MPP for SR8000, 最適化 FORTRAN90 使用の手引の「2.4.5 デバッグ用情報出力オプション 」を参照のこと.北大大計センターのUIDを持っていれば,webでも見れる
wine上のデバックオプションは +check=all 
f90 +check=all test.f のように使えばよい.
コンパイルでinvalid delimeterとか言われて全ての行にエラーが出ていたら パソコンで作成したファイルをバイナリーでFTP転送すると改行のコードが合わないために,こういうエラーになることがある.アスキーで転送し直すとよい.
jobを投入するには qsub -q job-class, job-classは大容量メモリー(13GB)がp, q, r, 小容量メモリー(6.5GB)がa, b, c.時間は1,6,24時間.
jobの状態を知るには qstat で自分のjob,qstat -aで他人も含めて全員のjob
SR8000で出力されるデータ形式は big_endian!
最近のコンパイラーでは,big か little endian を使い分けられるcompile option が用意されているが,そういった気の利いたものはなさそう.
プログラムを速くするには(1,do loopの中) ループの中では, if 文,sin, cosなどの組み込み関数,subroutine call, 割り算,は可能なかぎりなしで済ませる.sin, cosは多くの場合,あらかじめ値を計算して配列に入れておけばよい.割り算は逆数をあらかじめ計算しておき,掛け算に変更できることが多い.
プログラムを速くするには(2, ベクトル化) SR8000は一応ベクトル機なので,最内側ループのループ長が長い方が速い.最内側ループに長いdo loopを割り当てる,また多重ループを1重ループに変換する,などのテクニックが有効.ただし,下のキャッシュあふれとの関係で,かならずしもこういった戦法が通用しないかもしれない.
プログラムを速くするには(3, キャッシュ) SR8000のメモリーは高速にアクセスできるキャッシュ(128KB)と,低速にしかアクセスできない通常のメモリー(7GB for 1-3, 14GB for p-r)からなっている.なるべくキャッシュにある内容を繰り返して使う方が,計算が高速になる.このような場合は一般にタイト・ループの使用が勧められる.しかしこの戦法は,ベクトル化の最内側ループを長くするという戦法とは丁度逆になっていることに注意しよう.多分,キャッシュあふれよりもベクトル化を優先させる方が効率がいいと思うが,あまり自信はない.
プログラムを速くするには(4, バンクメモリーの競合) SR8000のメモリーアクセスは,仕組みはよくわからないけれど,128の倍数の番地に同時にアクセスがあると遅くなるようだ.これをバンク競合という.したがって,128要素を使うのでも,配列宣言を丁度128にしておくと,このバンク競合が起きる可能性がある.少々ずらしておくほうが(130とか)望ましい.
課金状況を知るには  actdisp(課金番号毎の負担額を表示)
 actshow(登録番号毎の課金状況を表示)
 actlist(ジョブ毎の負担金額の明細を表示)
(2002年3月から)
ヒストリー機能などのシェルの機能を使うには > tcsh
> source .cshrc
現在のシステム利用方法の概要を知るには 大計センター2002年1月の速報を見る
主な点は,ディスクの1Unitが20GBになった.
大計でプログラムの並列化を行なう方法は 並列化には異なるノード間のデータの送受を明示的に指定する言語であるMPIやPVMを使う方法と,コンパイラーにお任せするParallel Fortran を使う方法の2通りがありどちらも大計で利用できる.我々の業界では,MPIかParallel Fortranが使われることが多い.MPIは苦労が多いが高速になる,Parallel Fortran はそれほどの苦労はないが性能はあまり出ない.目的によって使い分けるのが良いだろう.

マニュアル(要大計ID)

SR8000

マニュアル一覧 多分この表の下のだけで十分だけれど.
一応...
Fortran90 (言語 使用の手引) 既に業界標準
 まだ77使っている!?
並列アプリケーションプログラマーズガイド 並列プログラムで使えるものの全体像
MPI・PVM(使用の手引, プログラマーズリファレンス) 気合を入れて並列化=高性能
Parallel FORTRAN(言語,使用の手引き 気合を入れずに並列化
MSL2(操作, 行列計算, 関数計算, 統計計算) 1ノード用(多分)数値計算ライブラリ
行列計算副プログラムライブラリ MATRIX/MPP 並列用行列計算ライブラリ
行列計算副プログラムライブラリ-疎行列解法 MATRIX/MPP/SSS 疎行列は専用ライブラリで性能アップ
 単一でも複数ノードでも(多分)

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