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地震・火山イベント速報

世界各地で起きた地震や火山噴火、津波に関する情報を、速報でお知らせします。

本センター教員の募集をいたします/JOB Announcement

北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター
教員の募集をいたします。

概要については、

日本語/Japanese   英語/English をご確認ください。

 

長野県北部の地震に関する観測

 2014年(平成26年)11月22日に長野県北部においてマグニチュード6.7の内陸地震が発生し多くの被害が発生しました.被害を受けられた全ての皆様に,心よりお見舞い申し上げます.
 北海道大学地震火山研究観測センターは,東京大学地震研究所・九州大学・東北大学と共同で詳細な余震活動の調査を実施するため,11月24日に長野県小谷村内に2か所の臨時地震観測点を設置しました.得られたデータは他大学等のデータと併合処理の後,精密な震源分布の推定や地下構造調査に活用される予定です.
 計測機器の設置にあたっては,小谷村の地権者の方からご協力を頂いています.写真は山形大学大園先生によるものです.記して感謝の意を表します.


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(写真1)長野県小谷村に設置した地震観測装置


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(写真2)地震による地すべり

2012年12月7日三陸沖地震(Mw7.3)の津波解析結果(暫定)

2012年12月7日に三陸沖のアウターライズでM7.3の大地震が発生した(図1の青星)。図1で★(赤)は2011年東北地方太平洋沖地震の震源を示す。今回の地震による津波は鮎川で1mが観測された。この津波はナウファス(国土交通省港湾局)のGPS波浪計(宮城南部沖)でも観測され、5㎝程度の引き波から始まり、10㎝程度の押し波が続く波形であった。

本研究では断層メカニズム(正断層、走行202°、傾斜角45°、すべり角-90°)、断層長50㎞、断層幅25㎞を仮定し、津波数値計算を実施した。図2に計算される最大波高の分布、震源位置(★)、GPS波浪計(宮城南部沖)観測点(▲)を示す。すべり量を1.1mとすると図3に示す様にGPS波浪計での計算波形は引き波から始まり、10㎝程度の押し波となり、観測波形をおおよそ説明できる事が分かった。すべり量1.1mから計算されるMwは7.3となり、気象庁マグニチュードと一致する。

 

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図1 2012年12月7日の三陸沖大地震(M7.3)の震源が★(青)。2011年3月11日東北地方太平洋沖巨大地震の震源が★(赤)。2011年東北地方太平洋沖巨大地震の余震分布が●(紫)。その前震分布が●(薄い青)で表される。今回の地震は太平洋プレート内のアウターライズで発生しているのがわかる。

 

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図2 仮定した正断層の断層モデルより計算された津波の最大波高分布。★(赤)が震源。▲(緑)はGPS波浪計の設置位置。

 

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図3 GPS波浪計の観測点での津波数値計算波形。大きな引き波の後、10㎝程度の押し波が計算された。


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お問い合わせ先: isv-web★mail.sci.hokudai.ac.jp (地域防災情報支援室)
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※ 掲載資料は速報であり、後日変更する可能性があります。ご利用の際には十分ご留意いただきますよう、お願いいたします。

2012年8月31日フィリピン沖で発生した大地震(M7.6)による緊急津波解析(速報)

2012年8月31日21時47分(日本時間)フィリピン(ヴィサヤ島)沖合いのフィリピン海プレート内で大地震(M7.6)が発生した(図1)。この地震により津波が発生し、フィリピン海プレート上に設置されたNOAA-DARTの海底津波計で観測された。この地震のメカニズムはUSGSによって推定された(走行346°、傾斜角46°、すべり角64°、深さ50㎞、地震モーメントM0=3.1x1020Nm、Mw7.6)。

Mw7.6からHanks and Bakun (2002)のスケーリング則を用いて断層長74㎞、断層幅37㎞とし、上記地震メカニズムから断層モデルを仮定し、津波数値計算を実施し、NOAA-DART(52404、52405)2点(図2)で観測された津波波形と比較した(図3)。観測波形と計算波形の比較からすべり量は1.8mと推定された。

すべり量から計算される地震モーメントはM0=3.5x1020Nm(Mw7.6)でUSGSにより推定された地震モーメントとほぼ等しい。

この津波数値計算により計算されるフィリピン諸島沿岸での津波高を図4に示す。最大で1m強であった。

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図1 津波数値計算に用いた断層モデルの位置と計算される津波初期波形

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図2 震源位置とNOAA-DARTの観測点の位置。52404と52405での津波観測波形を使用した。カラーは計算最大波高。

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図3 観測津波波形(青)と計算津波波形(赤)の比較。

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図4 推定された断層モデルから計算されたフィリピン諸島沿岸での計算津波高(m)。


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2012年4月11日スマトラ巨大地震(Mw8.6)により発生した津波解析(速報)

2012年4月11日にスマトラ島北西沖でMw8.6の巨大地震が発生しました。
この地震のメカニズムは横ずれ断層型であったため、被害を及ぼすような大きな津波は発生しませんでした(図1のUSGSメカニズム参照)。
しかしMw8.6の巨大地震であったため、小さな津波がDART(NOAA)の2つの海底圧力計で観測されました(図2)。
本報告では、USGSがWフェーズを用いて推定したメカニズム(走行108°、傾斜87°、すべり角170°)を用い、断層長300㎞、断層幅50㎞と仮定し、地震モーメントからすべり量を10mとして津波数値計算を実施した結果をお知らせします。
観測津波波形と計算波形の比較を図2に示しました。
D23401では第1波の引き波と振幅は良く説明できています。
D23227では波形の合いはそれほど良くないが、振幅はおおよそ説明できています。
スマトラ沿岸での津波数値計算結果を見ると最大で約1m程度の津波が沿岸に達したと推測されます。(Gusman, 谷岡)

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図1 津波数値計算による最大津波高分布。メカニズムはUSGS(W-phase解)を用いた。断層長300㎞、幅50㎞、すべり量10m、Mw8.6 とした。緑色の▲はDART(NOAA)の津波波形観測点を示す。赤の★は震源(USGSセントロイド)を示す。

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図2 DART(NOAA)観測点での観測津波波形(青)と計算津波波形(赤)の比較を示す。

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