2020年度 博士研究員
または 学術研究員 の公募について
Seeking a postdoctoral researcher or research fellow(s) in 2020
公募要領
JREC-IN(D120040652)掲載の公募の詳細情報を、こちらのページでお知らせ致します。
研究グループについて
自律運動材料・階層的自己組織化材料の研究で、世界屈指の研究を進めています。但し、自律運動、自己組織化、分子モーター、刺激応答性材料、といった用語等について、誤った理解が定着していることから、実験系化学者にとっては理解しにくく、困惑する方も多いかもしれません。
現在、新学術領域研究「材料離散幾何解析」公募研究および「発動分子科学」計画研究に参画しています。このプロジェクト期間中、研究費については安心して研究して頂けると思います。
研究者個々の専門性を尊重し、学際的な研究が進む環境を整えることを、研究グループ運営のポリシーにしています。
求人内容 および 待遇
新学術領域研究「材料離散幾何解析」にかかわる研究を行う博士研究員を1名、または、学術研究員(1~2名)を募集しています。学位取得見込みの方も応募可能です。
2020年度10月1日からの契約を予定していますが、契約開始日は相談に応じます。
このプロジェクトでは、分子レベルでの変化と、物体レベルでの形状変化を結びつける仕組みを、化学・物理学・数学との融合で調べていきます。また、専門性を問わず、計画の達成に貢献していただけそうな方であれば採用させていただきます。
募集分野は、数学、数理科学、物理学(非平衡系・物性系)、情報科学、分析化学/機械、物理化学(熱統計力学)、有機化学、材料科学になります。
数学・物理学・情報科学分野の専門の方については、学内数理科学系研究者との共同研究(理論系研究)を担当して頂きます。
博士研究員は、北海道大学の専門業務型裁量労働制が適用されます。(経歴・実績等に応じ、月給34万円~46万円)。学術研究員は、時給制で、週30時間までの勤務になります(高卒でも応募は可能です)。待遇の詳細はJ-recinの情報を参考にしてください。
会計年度毎の契約更新となります。当初契約は2021年3月末までです。勤務状況が順当であれば、このプロジェクトでは、2022年3月末まで契約を更新します。その後も、短期間は継続雇用できるよう、PIとして努力します。
質問にはできるだけ丁寧にお応えしたいと思いますので、遠慮なくお問い合わせください。
応募資格 および 求める人
- 博士研究員での採用の場合
- 博士の学位取得者(または取得見込みの方)。
- 研究者としてふさわしい倫理感を有していること。
- 研究成果の社会への説明に積極的であること。
- 採用日までに博士の学位を有していること(学位取得が間に合わない場合は、学術研究員として採用可能です)。
- 学術研究員での採用の場合
- 大卒相当の経験等を有していること(J-recinには記していませんが、高専卒や高卒でも応募可能です)。
- 学内規程等を遵守されること
選考について
書類審査は、実際に共同研究にあたって頂く数理科学系研究者のアドバイスを受けて進めます。
採否決定にあたり、追加の情報を求めたり、オンラインでの面談を求める場合があります。
応募書類
提出書類は、以下の通りです。それぞれ後述する注意事項に従って作成の上、提出してください。公募期間が短いので、締切日に全ての書類が揃っていなくても構いません。但し送付状と履歴書は期日までに提出をお願いします。応募書類は返却いたしません。
- 送付状
- 履歴書(別添様式)
- 現在までの研究についての解説
- 将来の研究者像についての説明
- 著作物および研究発表のリスト
- 特記するべき事項がある場合、その説明
- 推薦書
1.送付状
連絡の取れる応募者の電子メールアドレスと、現在の上司(指導教員)の氏名・職名・連絡先(電子メールアドレスと電話番号)を必ず記載してください。電子メールで応募する場合は、これを本文とし、履歴書以降を添付ファイルとしてください。
2.履歴書
書式は任意です。電子メールで応募する場合は氏名の自署は不要です(郵送の場合は、自署または捺印をお願いします)。
記載必要事項は以下の通りです。
記載日・氏名(ふりがなも)・生年月日・居所の現住所と電話番号・現在の所属先の住所と電話番号・学歴・学位・賞罰・職歴・写真(本人の顔がはっきり解るものであれば証明写真の要件を満たしていなくても可。デジタル写真でよい。)
「北海道大学への在職経験がある人は、その職歴を漏れなく記載すること」が人事担当部署より求められていますので、ご協力ください。
3.現在までの研究についての解説
A4サイズ用紙で作成してください。枚数は一枚で十分です。丁寧な説明のために、2枚以上記載されたい方は、そのようにして頂いても構いません。また、これにかかわる応募者の著作物について、その写し(電子ジャーナルや著書などの場合はリンクアドレスでも可)をつけてください。
4.将来の研究者像についての説明
このプロジェクト後、次のステップとしてどのような研究をしていき、どういう研究者になりたいか、短くて良いので記載してください。(A4サイズ用紙1枚以内。100字程度でよい。)
5.著作物および研究発表のリスト
Researchmapへのリンクアドレスを記して頂くだけで構いません。リストアップして頂く場合でも、細かい書式が整っている必要はありません。
未発表であっても、公表が決定している著作物・学会発表は、リストに加えて構いません。
6.特記するべき事項がある場合、その説明
必要に応じてご記載ください。
7.推薦書
この公募の職ののち、次の職に応募するときに推薦書を書いて頂ける方に、推薦文を作成して頂いてください。推薦文の内容は採用評価基準にしません。記載して頂きたい点は次の二点で十分です。
- 「○○○○博士を貴グループの博士研究員に推薦する」の一文(人物説明等は不要です)。
- 推薦者の氏名、職、連絡先
応募書類提出先・問合せ先
電子メールで応募する場合
宛先:y.kageyama @ sci.hokudai.ac.jp スペースを消去してください。
件名:博士研究員応募(氏名)
(in English) Subject of the mail should be MathMat-Postdoc Application (Your Family Name).
8月31日必着。
郵送で応募する場合(電子メールでの応募を歓迎しています)
宛先:〒060-0810 北海道大学理学部7号館 液体化学研究室 景山義之
(in English) Dr. Yoshiyuki Kageyama, Condensed Matter Chemistry Laboratory, Hokkaido University, Sapporo 060-0810 Japan
追跡できる方法での送付をお奨めします。8月31日必着
郵送物を受け取り次第、メールにて連絡を差し出すよう、努めます。
様式ダウンロード
北海道大学履歴書様式 上記の通り、応募時はこの様式でなくても構いません。
補足情報
注意事項 1
札幌での生活について。冬は寒く、積雪もあるので、研究場所から徒歩通勤可能な範囲(遠くても2キロメートル圏内)に居住してください。なお、1キロメートル圏に居住されることをお奨めします。家賃5万円未満でも一人暮らしには十分な賃貸住宅があります。光熱水道費は(生活習慣や設備によりますが)冬場で2万円程度と見積もってください。
注意事項 2
受入研究者もアカデミックポジションにアプライしなくてはいけない立場にあります。受入研究者の異動に伴い、勤務地(所属組織や雇用主)を変更して頂く可能性があります。現時点で決定している事項はありません。また、弊部門内の改組も想定されます。