2022年3月24日(木)学位記授与式  
 
北海道大学の学位記授与式が行われました。木村グループの佐藤丈生さんが、なんと生命科学院の総代に選ばれ、生命科学院の修士卒業生を代表して学位記を受けとりました。とても栄誉なことです。今後とも多方面での活躍を期待します。



 
  2022年3月19日(土)日本動物学会支部大会に参加  
 
日本動物学会北海道支部第66回大会が開催され、木村が主催者の1人として参加し、楊紅さんが研究発表を行いました。Zoomを用いたオンライン開催で、ベルの音が安定しなかったり、途中で一度接続が切れたりなど、さまざまなことが起きた中で、何とかプログラムの最後まで行うことができました。ご協力いただきましたすべての方に深く感謝します。楊さんは堂々とした素晴らしい発表を行い、優秀発表賞に輝きました。後日、3名の受賞者とその関係者を集めた授賞式が開催され、賞状と賞金が渡されました。この受賞を糧にしてますます研究に励んでくれるものと期待します。楊さんの発表タイトルは「A testis-specific long noncoding RNA, Start, contributes to transcriptional activation in mouse spermatocytes」でした。



 
  2022年3月6−7日(月−火)修士論文発表会  
 
生命科学院生命システム科学コースの修士論文発表会がオンラインで開催されました。木村グループからは羅雨佳さんと佐藤丈生さんが2日目に発表を行い、質疑応答しました。難しい状況でしたが、2人とも練習した成果は出せたと思います。特に佐藤丈生さんは最優秀発表賞にも選ばれ、博士課程進学後に研究を進展させるはずみになったと思います。2人とも今後の活躍を期待しております。なお直前まで対面開催の可能性を探りながらもオンライン開催を無事に成功させてくださった関係各位の先生方に、この場を借りて深く感謝します。




 

2022年1月11日(火)札幌啓成高校SSH研修を行いました



スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている札幌啓成高校が北大で研修を行いました。木村グループでは2年生5名を受け入れ、「動物の培養 細胞を光らせよう〜遺伝子導入技術の光と影」というタイトルの実習を行いました。緑色蛍光タンパク質(GFP)の遺伝子を培養細胞に導入してその発現を検 出する実習で、皆さん一生懸命に取り組んでくれました。事前学習の成果もあって実りある実習になったと信じます。これを機にますます生物学に興味を持って いただき、将来活躍するきっかけにしていただければ幸いです。




2021年11月12−14日(月―金)比較内分泌学会オンライン大会に参加



富山大学と金沢大学の先生方が中心となって開催された第45回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウムに木村が参加してポスター発表しました。当初は現地 での開催を予定していたところ、COVID-19の感染拡大を受けて複数回にわたり開催形式が変更されるなどした中、開催にこぎつけてくださった実行委員 会の先生方にまずは深く感謝申し上げます。オンサイトでの直接的なやりとりはできなかったものの、非常に充実した内容の研究発表が目白押しで、とてもよい 大会でした。ここから決意も新たに頑張っていこうと思います。木村の発表は大塚さんを筆頭著者としたもので、タイトルは「マウス精巣長鎖非コードRNA「Start」のライディッヒ細胞と精母細胞における機能」でした。




2021年9月2−4日(木−土) 日本動物学会米子オンライン大会に参加



当初は昨年に鳥取県米子市で開催される予定が、本年に延期となったうえオンライン開催となったこの動物学会大会に、木村と佐藤丈生さんが参加しました。オ ンラインですが、Gather.Townというシステムを用いて臨場感ある雰囲気を作っていただき、とても楽しく参加できました。このような難しい状況で 開催してくださった実行委員会や関係の方々には深く感謝申し上げます。佐藤丈生さんは「精巣特異的長鎖非コードRNAであるTesraによるPrss42/Tessp-2転写活性化のin vitroin vivoでの検証」というタイトルでポスター発表も行い、充実した議論 ができたようです。この経験を活かしてさらなる研究の進展が期待されます。




2021年7月28日(月) 精巣lncRNAに関する日本語の総説を発表



いつも大変お世話になっている日本比較内分泌学会の学会誌「比較内分泌学」の最新号に総説を発表しました。「マウスの精巣における長鎖非コードRNAの作 用と生理機能」というタイトルで、長鎖非コードRNAすなわちlong noncoding RNA(lncRNA)のマウス精巣における知見をまとめたものです。もちろん我々のここ数年の成果も含まれています。当研究室に興味のある学生さんはも ちろん、この分野に関心のある方にも役立つ内容だと思います。




2021年6月24日(木) 大塚さんリーディングプログラムの修了式



この6月で学位を取得することになった大塚海さんが、物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラムを無事に修了することにな り、その修了式が執り行われました。緊急事態宣言が明けたばかりの難しい状況にもかかわらず、対面で実施してくださった関係者の皆様に深く感謝します。通 称リーディングプログラムと呼ばれるこのプログラムは、将来日本のリーダーとして活躍する博士を育成するためのものです。自身の研究を進めながらさまざま な課題に取り組むので、とても大変なのですけど、大塚さんは立派にやり遂げました。今後は日本のみならず世界のさまざまな分野で活躍してくれるものと期待 します。






2021年3月25日(木) バンダラさんが学位取得



学位授与式においてバンダラさんが博士の学位を授与されました。といってもCOVID-19の影響で実際に式に出ることはできずに、事務担当者からもらっ たようです。博士課程に入学してから3年半がかかってしまいましたけど、自らの考えで実験を実施し、新たな発見をしたのは見事でした。ニュースにできてお りませんでしたが、予備審査会、最終発表会ともに立派にやりきりました。今後は博士としてますますの活躍を期待しております。なお、こちらもCOVID- 19の影響で写真を撮る機会が減っており、文字だけのニュースが増えております。




2021年3月20日(土) 動物学会支部会に参加



日本動物学会北海道支部第65回大会がオンラインで開催され、佐藤丈生さんが発表を行いました。慣れないオンラインでの発表でしたが、頑張って準備したか いがあり、立派に発表できました。この経験を活かしてますます研究を発展させてくれるものと期待します。発表タイトルは「マウス精巣特異的long noncoding RNAであるTesraノックアウトマウスの表現型解析」でした。なお、これまでになかったオンラインでの開催にご尽力いただき、この大会を成功に導い た実行委員会ほか関係する先生方に深く感謝いたします。




2021年3月11日(木) 論文アクセプト!



大塚さんの論文がFrontiers in Endocrinology誌にアクセプトされました。サントリー生命科学財団・佐竹炎博士、国立成育医療研究センター研究所・高田 修治博士、および同じ講座の小谷先生との共同研究で、タイトルは「A testis-specific long noncoding RNA, Start, is a regulator of steroidogenesis in mouse Leydig cells」です。この論文では、我々 がマウスPrss/Tessp遺 伝子座から見つけた新規の精巣特異的lncRNAStartと 名づけており、ノックアウトマウスなどを用いた解析によって、Startが 精巣テストステロン合成を制御することを示しています。lncRNAのライディッヒ細 胞における機能を初めてin vivoで評価した論文であり、精巣機能の理解を大きく進める素晴らしい成果です。オープンアクセス論文として公表される予定です。




2021年1月29日(金) 4年生の研究実習発表会



理学部生物科学科(生物学)の4年生による研究実習発表会が開催されました。今年度はCOVID-19の影響により完全オンラインでの実施となりました が、学生委員の伊藤先生はじめさまざまな工夫を凝らしてくださったおかげで、よい発表会になりました。木村グループからは柴山竜三郎さんが「ヒトPRSS遺伝子座における新規long noncoding RNAの探索」というタイトルで発表を行い、立派にやりきったと思います。この経験を活かして今後の活躍につなげてくれることでしょう。




2020年12月15日(火) 新しいメンバーが加わりました



中国出身の楊さんが研究生として木村グループに加わりました。COVID-19の影響によって当初の予定よりも来日が遅れましたが、14日間の待機期間を 経て、今日からスタートとなりました。引き続きメンバーの安全に注意しながら、いい研究ができるようにみんなで頑張っていきたいと思います。




2020年10月19日(月) 論文アクセプト!



バンダラさんの論文がBiochemical and Biophysical Ressearch Communications誌にアクセプトされました。サントリー生命科学財団・ 佐竹炎博士のグループとの共同研究で、タイトルは「A dual enhancer-silencer element, DES-K16, in mouse spermatocyte-derived GC-2spd(ts) cells」です。今回我々は精子形成に寄与する多機能性ゲノムdual promoter-enhancerを探索する過程で、別なタイプの多機能性ゲノムを発見しました。DES-K16と名づけたこのゲノム配列は、エンハン サーとサイレンサーの活性を併せ持つdual enhancer-silencerであり、両方の活性を1つの細胞種で発揮するという点で新しいタイプであることがわかりました。生殖におけるゲノム機 能への理解を一歩進める興味深い発見です。




2020年8月12日(水) 精子運動解析装置を導入しました



新型コロナウイルスの感染拡大により大きな影響を受けている今年度ですが、大学の行動指針にしたがって何とか研究室を動かしております。そんな中、このた びディテクト社の精子運動解析装置を木村グループに導入しました。この装置は世界的に認められた基準で精子の性質を調べることができる優れものです。今後 の我々の研究発展に大きく貢献してくれることでしょう。

  




2020年5月23日(土) 論文アクセプト!



間山翔太さんの論文がJournal of Reproduction and Development誌にアクセプトされました。タイトルは「Transcriptional activation of the mouse Scd2 gene by interdependent enhancers and long noncoding RNAs in ovarian granulosa cells」です。マウス卵巣顆粒膜細胞で高発現するScd2遺 伝子の転写が2つのlong noncoding RNAと相互依存的な2つのエンハンサーによって制御される可能性を示したものです。卵形成で重要な役割を果たす顆粒 膜細胞における遺伝子発現調節機構の知見を広げるものです。なお、今回COVID-19によって大きな影響が出る中で論文の審査や諸々の手続きなどに対応 してくださった 先生方・関係者の皆様に深く感謝いたします。




2020年4月1日(水) 新年度がスタートしました



COVID-19による影響が大きく出ている中ですが、新年度がスタートしました。木村グループでは新たに2名のメンバーを加えて新年度の研究がスタート しております。メンバーの安全を最優先にしながら研究に励み、よい成果が出るように頑張ろうと思います。







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