2018年9月6日に発生した胆振東部地震について(M6.7)(Ver.2019/7/24)

2018年9月6日03時08分頃、胆振地方中東部の深さ37kmでM6.7の 地震が発生しました。この地震で厚真町鹿沼で震度7を観測しています。ここでは、検測作業が終了した2018年9月6日から9月14日までと10月12日から11月17日までのデータについて表示しています。但し、ブラックアウトの影響でデータが送られてこなかった9月6日から11日の間は、検測されない観測点があることに注意が必要です。

本震発生直後から合同地震観測グループでは、震源域に26箇所の臨時観測点を約2か月間設置した(図1)。その結果、余震分布は浅い部分と深い部分に分かれていているが、東西断面から見るとほぼ一直線上に分布することが分かった(図2)。また浅い地震活動はメインの余震分布以外にも余震分布の東側で顕著な活動が見られる。

各期間ごとの余震分布。白星印が本震の位置。ここでは深さ40km。

本震発生から3日間の余震分布と緯度、深さ方向に投影した時空間分布(2018年9月6日から9月8日まで)。灰色丸は2017年7月1日に発生したM5.1の地震。

本震発生から9日間の余震分布と緯度、深さ方向に投影した時空間分布(2018年9月6日から9月14日まで)

本震発生(2018年9月6日)から11月17日までの手動検測による余震分布(但し、9月15日から10月11日までは未処理)

本震発生(2018年9月6日)から11月17日までの手動検測による余震の震央分布(但し、9月15日から10月11日までは未処理)と灰色の矩形の範囲の地震を投影した深さ方向の断面図。

○ 2018年10月開催 地震調査委員会資料