2019年7月25日頃から発生している札幌市西区の地震について(Ver.2019/8/9)

2019年7月25日15時10分頃から札幌市西区福井・平和地区付近(震源地名:石狩地方中部)でやや群発的な地震活動が発生しています。これまでに7月25日15時10分の地震で最大震度1、8月1日19時31分に最大震度2(Magnitude 3.0)の有感地震も発生し、8/9までに1日1〜2回程度の人が感じないような微小地震が発生しています。7月29日に福井地区に臨時地震観測点(図中のGTZ)を設置し、活動の推移を調査しています。臨時観測のデータを用いて震源を決定しました。臨時地震観測点を設置する前の震源を白丸、設置後の震源を赤丸で図示しています。その結果、臨時観測点を設置する以前に特に深さがぱらついていた震源が臨時観測によりほとんどの地震が深さが7km程度で発生していることが分かりました。

震源分布

緯度方向と深さ方向に投影した時空間分布とM-T図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年6月16日に発生した函館市南茅部付近の地震(MJMA5.3)と余震活動(北大地球物理学研究報告)