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学生インタビュー

竹林将吾さん

竹林 将吾 さん
(2011年3月現在/学部4年)

物理や数学など、基礎的な知識を土台に
自然界の事象を明らかにしていく研究に興味を持ちました

竹林さんが、海洋気候物理学研究室に行きたい、と思ったきっかけは?

学部2年目で理学部地球科学科に入り、3年の後期になってから、見延先生の「大気海洋物理学」という授業を選択し、「おもしろい!」と思ったのがきっかけです。そのとき初めて海洋と気象に関する学問に接しましたが、まだまだ未知の部分も多く、やりがいのある分野だと感じました。

高校時代は物理に興味があったので、北大理学部に進みましたが、その後で移行した「地球科学科」にはあまりイメージがなく、岩石や地層の研究をするところかな、くらいに考えていました。ところが実際に入ってみるとテーマが驚くほど多様で、物理や数学などの基礎的な知識を土台にして、自然界のさまざまな事象や課題を明らかにしていく学問だということがわかり、改めて選んでよかったと思いました。

この研究室で、丸1年間を過ごした感想は?

先生たちが学生の立場になって考えてくれるので、とても感謝しています。よくディスカッションし、納得した上で作業を進められるので、やる気も根気も持続するのだと思います。それから、研究室の雰囲気がとてもアットホームなので、相談や質問がしやすいです。

苦労した点は、パソコンの知識が一般人レベルだったので、専用の解析ソフトを使うのに最初はいろいろ調べて、少しずつ手を動かしながら覚えていった点です。でも、それができたことは自信にもなり、今後にも生かせると思います。

今はどんなテーマで研究しているのですか? これからの目標は?

竹林将吾さん

東シナ海の黒潮上で、降水量の日周期がどうなっているかについて研究しています。研究にあたっては、この分野の研究がどこまで進んでいるか把握することが必要です。そのため、英語の論文もたくさん読まなければなりません。でも、最先端の研究に触れながら、自分もその研究にたずさわることができるのは、非常にうれしいです。2011年4月からは、この研究室の修士課程に進みます。ここに進学することに、何の迷いもありませんでした。これからは自分で着実に研究を進め、修士論文を書き上げるのが当面の目標です。

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