北海道大学内の理系研究部局全てからの依頼実績有り。
さらには、文系研究者からも依頼が来るようになりました。
対象試料は岩石試料の他に動植物や金属など。サイズも大きいものから小さいものまで。
表面研磨。切断。厚さ調整など。
水が使えないもの。熱を加えれないもの。
分析装置のランニングコストの効率化も考慮した試料作製。
大学の研究を支えるべく様々な試料調製を行っております。
ほんの一部ですがご紹介いたします。
- 透き通る薄片(骨に金属を埋めたサンプル) 硬度差がある試料です。ミクロトーム(切断)では難しい断面も、研磨が可能にします。観察の邪魔をする研磨傷の無い薄片です。
- コンクリート共試体の切断
- 5mm×5mm×厚さ0.5mmに調製
- 骨に金属を埋めたサンプルの薄片。 硬度差がある試料です。ミクロトーム(切断)では難しい断面も、研磨が可能にします。観察の邪魔をする研磨傷の無い薄片です。
- 実験用のブロックの成形です。
- 丸いサンプルの薄片には丸いカバーガラスで。 近年、分析用の薄片が増え、カバーガラスを付ける依頼が減ってきました。カバーガラスの接着も薄片作製に欠かせない大事な技術です。
- 学生実習用観察薄片試料。 炭酸塩岩の薄片試料です。 カルサイトが長い年月を経てドロマイトに変質します。巻貝などの化石も含まれてます。とても観察しがいのある薄片です。 接着時に気泡が生じやすく難しい部類の試料です。
- 学生実習用観察薄片試料。 炭酸塩岩の薄片試料です。 カルサイトが年月を経てドロマイトに変質します。巻貝などの化石も含まれてます。とても観察しがいのある薄片です。 接着時に気泡が生じやすく難しい部類の試料です。
- ネパールからの研究者の試料です。ネパールには薄片作製の環境が未整備です。Hokkaidoサマー・インスティテュートで来たネパール人研究者へ日本のお土産としてプレゼント。「良い試料なくして良い研究はできない。」という言葉をもらいました。
- 現生または、それに近い化石は、(1)脂を含んでいる(2)試料が動く(膨潤する)ため研磨面が定まらない(3)接着後に剥離しやすい(4)最適な厚さが試料によって異なることから、通常の岩石よりも難易度が高く、技術的な工夫が必要になります。具体的には、水の使用や加熱は避け、さらに、完成まで短時間で仕上げる必要があります。
- 灰の研磨薄片です。粉末状態の試料をガラス管にて容器を作り、作製します。厚さは30μm、表面はSEM分析対応研磨仕上げです。 隣にガラス工作室を有する北大オリジナルの手法です。
- 縞状鉄鉱層の研磨薄片です。こちらの試料は鉄鉱層と砂岩層の硬度差があります。試料の形そのままの薄片試料を作製します。湿式(従来法)で可能な試料なので難易度は高くはないですが、試料が長方形ではないので指の配置(加圧の仕方)が重要になります。
- 非常に軟らかい変成岩の薄片です。傷を拾いやすく、硬度差もあります。表面を平滑にするのが難しい試料の一つです。
- 硬い骨材部分と軟らかいモルタル部分を平滑にする必要があります。骨材部分を磨くことに囚われてしまい通常の研磨仕上げを選択してしまうと、すぐにモルタル部分の情報が失われてしまいます。
- 硬度の高い金属と軟らかい生体試料の薄片(厚さ約15µm仕上げ)です。このような試料はミクロトーム(切断)では提供できません。また、金属が研磨中に抜け落ちないよう接着材が完全に硬化する前に仕上げる必要があります。
- 水が使えない、脆いが樹脂が浸透しにくい、ダイヤモンド仕上げ不適な、「粘土」は難易度の高い試料の一つです。
- 世界各国から試料が届き、日々、研究試料を作製しています。
- 「アラスカ州タナナ河中流域における新大陸移住集団の石器石材利用」の研究への試料提供。 多種多様な色・形の石ころ達の断面を観察できます。
- 「アラスカ州タナナ河中流域における新大陸移住集団の石器石材利用」の研究への試料提供。 考古学分野研究にも薄片試料を提供できる環境が整ってきました!
- 施設動画です
- かんらん岩の薄片をホルダーで。もちろん、回すと万華鏡のように色が変化します。北海道大学の薄片技術室と機械工作室の技術の合作です。試料も銘板に刻むデザインも要望に合わせます!
- 粘土を含む試料の研磨薄片(部分乾式) 切断から完成まで水は使用できません。ダイヤモンドでのポリッシュも凹凸が出来てしまうためできません。
- 1試料から3枚の研磨薄片
- 海底熱水鉱床から採取した硫化物鉱石の研磨片
- 博物館 展示用大型薄片
- 展示用大型薄片2
- 展示用サンゴ切断
- 火山岩 研磨薄片
- 原油に浸った試料の薄片
- 微小試料も研磨薄片に。北大独自の手法を用いて容器を作ります。
- 現生骨の薄片 もちろん非脱灰です。
- 鳥骨 分析対応試料 (表面研磨仕上げ)
- 薄片(乾式法)
- 砂岩 薄片(乾式研磨)
- φ0.1㎜ 軟骨薄片
- 恐竜化石 薄片
- 恐竜化石 薄片
- 薄片技術室 ラベルシール 試料は息子の乳歯です。
- ヒト 乳歯(前歯)薄片
- 現生 哺乳類 骨 薄片
- 哺乳類 現生骨 薄片
- セメント 乾式研磨 大型(6㎝×5㎝)
- セメント供試体 乾式研磨による表面研磨
- 鳥類軟骨 薄片 φ0.5~3㎜まで多数
- 切断 1㎝角立方体 作製
- 岩石薄片(観察実習用)50枚
- かんらん岩 研磨薄片
- 大型試料の薄片(縦断面 横断面)
- 12種の微小試料の研磨片(φ1インチ)
- φ1インチ厚さ5㎜ 黒曜石(37個)分析用研磨
- 鳥の骨 研磨薄片
- 爬虫類 骨(現生)薄片
- 試料 3㎜厚 スライス
- 3㎜厚 スライス (展開図)
- 微小試料 分析用研磨
- 極小(20μm粒子)・極少試料の研磨薄片(EPMA分析用試料)
- 微小試料の表面研磨
- 研磨片(φ1インチ樹脂)
- 木片の研磨片(乾式)
- 銅箔の表面研磨
- 大型薄片(堆積岩)
- 大型薄片
- 微細試料の研磨片
- 岩石の研磨薄片
- 岩石研磨薄片
- 岩石の研磨片
- アサリ薄片
- 歯の薄片
- どんぐりの薄片
- 松ぼっくりの薄片
- 粘土試料の乾式研磨
- 大型岩石(化石)薄片
アサリの薄片の作製手順は、
日本薄片研磨片技術研究会HP ギャラリーページをご覧下さい。