岩石(加熱・水の使用可能)な研磨片の作製方法
ここでは、φ1インチのモールドに樹脂包埋した試料の研磨片作製工程を紹介します。
1.試料の整形
試料が大きい場合は、モールドに入るよう成形します。
2.試料の樹脂包埋
試料をφ1インチのモールドに固定し、エポキシ樹脂にて含浸包埋します。
いかなる樹脂についても樹脂内に混入する目視不可能な気泡を取り除く作業が必要となります。
※水を含む試料などは、樹脂置換技術を用いて樹脂包埋します。
3.粗研磨
完全に硬化したら、モールドから取り、表面を機械研磨します。研磨剤はGC#600で研磨します。
4.補強
研磨中の試料の脱落を防ぐために、必要に応じて樹脂で補強します。
5.仕上げ研磨
細かい研磨で表面を磨きます。研磨剤 WA#1000→WA#2000→WA#4000
6.最終研磨
精密研磨装置にて仕上げ研磨します。研磨剤 ダイヤモンドペースト3μm→1μm
7.完成