北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センターにある、「地震観測研究分野」「海底地震津波研究分野」「火山活動研究分野」「地下構造研究分野」の4つの研究ユニットの中から所属する研究分野を選択します。各ユニットは密接な関連があり、相互に協力し合いながら研究を進めているため、幅広い視野と深い専門知識を併せ持った、発想力豊かな研究者の養成を目指します。
地震や火山が、いつ、どこで、どんな規模で、どのようなメカニズムで起こるのかという問題は、私たちの生活基盤に関わる重要事であるばかりでなく、地球内部で起こっている壮大な営みを知るという地球科学の中心的課題の一端でもあります。私たちは地震・火山の活動が活発な北海道を主な研究対象として、弾性論・熱学・流体力学・電磁気学・地質学など様々なアプローチにより、国内の他大学や諸外国の研究者と共同して研究を進めています。北海道は地震・火山の活動を目の当たりにできる魅力あふれるフィールドです。みなさんがこれまで学んできた、物理学・化学・地学・数学などあらゆる知識を駆使して、地震・火山現象の解明を目指しています。
地震学火山学講座の教員が担当する大学院のカリキュラムは以下の通りです。
課程 | 授業科目名 | 担当教員 |
修士 | 地震火山計測特論 | 高橋浩晃,大園真子 |
構造探査学特論 | 橋本武志,村井芳夫 | |
地震・火山噴火予知特論 | 谷岡勇市郎,青山裕 | |
自然史科学論文講読1 | 全教員 | |
自然史科学特別研究1 | 全指導教員 | |
博士後期 | 自然史科学論文講読2 | 全教員 |
自然史科学特別研究2 | 全指導教員 |
学部教育の一部も担当、全学教育(地球惑星科学1、一般教育演習「日本を襲う巨大津波」)、専門(データ解析学、地球計測実習、地球惑星科学のための電磁気学、地球惑星科学のための古典力学)、学部共通(現代地球惑星科学概論2)等。