Q23. 地震(じしん)の時に、ゆれている大きさはどのようにわかるのですか。

A. ゆれの大きさは、震度(しんど)ということばで表されます。地震(じしん)のあとテレビでよく出てきますね。地震(じしん)が大きいほどゆれが大きいことになります。昔(むかし)は、人間がどう感じたかで、ゆれの大きさを決めていました。たとえば、部屋の中で静(しず)かにしていた人だけが感じるようなゆれなら震度(しんど)2、歩けないくらいのゆれなら震度(しんど)5という感じです。

ゆれの大きさは、たとえば天井(てんじょう)からつり下がっている電燈(でんとう)のゆれからもわかります。電燈(でんとう)がちょっとゆれるくらいなら震度(しんど)2、激(はげ)しくゆれるようなら震度(しんど)5といった具合(ぐあい)です。ゆれがだんだん大きくなれば震度(しんど)も大きくなる、ということです。

いまでは、人間にかわって、地震計(じしんけい)という機械(きかい)でゆれの大きさをはかっています。地震計(じしんけい)の中には、天井(てんじょう)からつり下がっている電燈(でんとう)のようなものが入っていて、そのゆれの大きさから震度(しんど)をはかっています。

(地震観測研究分野・高橋浩晃)