A. れきし上の記ろくでは、これまでで一番大きい地しんは1960年に南アメリカのチリという国でおきた「チリ地しん」で、そのマグニチュードは9.5です。この地しんで発生した津波は、1日かかって日本にもやってきています。
マグニチュード(M)とは、地しんで出されたエネルギーの大きさを表すあたいです。ただし、表し方が少し変わっていて、Mが0.2大きくなるとエネルギーは2倍、1大きくなると32倍、2大きくなると約1,000倍になります。したがって、1960年チリ地しんは2011年東北地方太平洋沖地しん(M9.0)の5~6倍のエネルギーを出したことになります。
2003年十勝沖地しん(M8.0)や2004年留萌地方の地しん(M6.0)に比べると、2011年の東北地方太平洋沖地しん(M9.0)や1960年チリ地しん(M9.5)がどのくらい大きかったのか、計算してみましょう。
(地震観測研究分野・山田卓司・2014年10月6日)