研究分野について
  • 本センターは主に地震観測海底地震・津波火山活動地下構造の4研究分野から構成されています。
  • 各分野の概要と教員は以下の通りです。スタッフの詳細については,スタッフのページからもご覧いただけます。
  • 分野名をクリックすると各分野のWebページが表示されます。

地震観測研究分野

北海道周辺で発生する地震が原因となる、地震波形や地殻変動(GPS・歪・傾斜)、津波を観測し、それらのデータと他機関で観測されているデータを合わせて解析し、北海道周辺域で発生する大地震や被害地震の発生メカニズムを解明する研究を行っています。

高橋 浩晃 教授/博士(理学)
専門:観測地震火山学、地殻変動
研究テーマ
1.地震・火山噴火予知
2.地震・津波・火山噴火早期警報システムの開発
3.アジア北東地域のプレート運動と地震テクトニクス
勝俣 啓 准教授/博士(理学)
専門:地震学(特に、地震予知論)
研究テーマ
1.地震学的手法を用いた地震予知手法の研究
2.地震波トモグラフィーおよび地球内部構造の研究
3.地殻内応力場と活断層地震の研究
大園 真子 教授/博士(理学)専門:測地学、地震・火山に関する地殻変動
研究テーマ
1.余効変動モデリングと粘弾性構造の推定
2.地震発生サイクルに関する地殻変動
3.内陸活断層周辺の地殻変動

海底地震津波研究分野

地震予知のための新たな研究計画推進機関として、深海底下の地殻・上部マントルでの固体地球物理学的現象を解明するために、全国の大学、研究機関と協同して日本海溝・千島海溝周辺の地下構造探査、地震観測、津波調査等を実施しています。

谷岡 勇市郎 教授/Ph.D
専門:地震学(巨大地震・津波)

研究テーマ
1.巨大地震の震源過程の研究
2.津波の発生・伝搬に関する研究
3.古地震・古津波の研究
西村 裕一 准教授/博士(理学)
専門分野:地震考古学、津波科学、地震火山防災論

研究テーマ
1.古地震・古津波の発生様式の研究
2.地震・津波・火山噴火の現象記載の実践
3.地震・津波・火山噴火に対する地域防災力の強化支援
村井 芳夫 准教授/博士(理学)
専門分野:海底地震学・地震波動論

研究テーマ
1.プレート沈み込み帯の地下構造と地震活動に関する研究
2.断層破砕帯中の地震波動伝播に関する研究
3.北大西洋中央海嶺のテクトニクスの解明
山中 悠資 講師/博士(工学)
専門分野:津波学、海岸工学
、地震学
研究テーマ
1.津波の伝播・氾濫特性
2.沿岸災害・防災に関する研究
3.巨大地震の震源過程

火山活動研究分野

地震・地殻変動・地磁気といった地球物理学をベースとした観測的アプローチを中心に、国内外の火山で研究を行い、火山噴火のメカニズムや噴火予知の研究に取り組んでいます。また、次世代の地球科学を担う新しい観測手法の開発にも力を注いでいます。

青山 裕 教授/博士(理学)
専門分野:火山物理学、地震学

研究テーマ
1.火山性地震の震源過程
2.火山噴火のダイナミクス
3.火山活動モニタ技術の開発
田中 良 助教/博士(理学)
専門分野:火山物理学
研究テーマ
1. 火山浅部熱水系のモデリング
2. 火山の熱的研究
3. 火山活動様式の遷移過程の研究

地下構造研究分野

地震や火山活動の場である地下構造を地震波、電磁波等を透過させることにより調査する研究を行っています。また、活動に伴う地下構造の変化を調べ、活動の予測を行う研究も推進しています。

橋本 武志 教授/博士(理学)
専門分野:火山物理学 地球電磁気学
研究テーマ
1.電磁法による、地震・火山噴火発生場の地下構造探査
2.活動的火山における電磁場のモニタリング観測
3.火山活動の評価手法・噴火予知の手法に関する研究