実験室1 【5-1001室】

主に光学計測と電気生理を行う実験室です。各セット毎に暗幕で仕切っています。新たにもう一台増えたので,ぎゅうぎゅう詰めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

小川研イメージングシステム 初号機(Version 3)

ツアイスの倒立蛍光顕微鏡に名機の誉れ高い浜松ホトニクス製デジタル冷却CCDカメラORCA-ERを組み合わせたイメージング装置初号機。レーザーフォトリシスができるMicroPoint(フォトニックインスツルメンツ社製)を装備し,さらに標本やマニピュレータをナリシゲ製特注アイソレーションテーブルに固定したまま,システム全体をXY平面上で移動できます。これによって任意の局所領域でCaged化合物のuncagingやチャネルロドプシンの活性化が可能になりました。特に単一ニューロンレベルの解析に使用していましたが、小川が実験する機会が減り、主に細胞内記録用セットとして使用中。

 

小川研イメージングシステム 弐号機 (Version3)

小川研の主力機である弐号機は,正立蛍光顕微鏡NIKON Eclipse 600に浜松ホトニクス製ORCA-R2を搭載。長焦点対物レンズを組み合わせることによって、気流刺激を遮ることなく、脳や末梢神経節のイメージングが可能になりました。


実験室2 【5-1002室】

実験室内に音源定位行動を観察するための防音室を設置。そのほか、音源定位中の電気生理学と最終腹部神経節の樹状突起イメージングを行っています。

 

 

 

 

 

音源定位行動実験用アリーナ

防音室内に設置した直径1メートルの円形アリーナ。壁面の4方向にスピーカーが据え付けられており、誘引歌を再生します。動物は中央の円筒内からスタートし、防音室天井に据え付けたビデオカメラで軌跡や姿勢を記録します。M2の本丸尚人君が実験中。

 

聴覚VRシステムと細胞内記録装置

防音箱内に、空気リフト型球形トレッドミルをベースとした聴覚VRシステムを設置しました。この上で音源定位するコオロギの脳から運動や音源方位を符号化するニューロンの活動を計測します。装置はすべて使用者の甲斐加樹来さんが製作。

 

小川研イメージングシステム 四号機 (Version2)

倒立蛍光顕微鏡ニコンTi-Uに,弐号機に使用していたニポウディスク式共焦点ヘッド(横河電機製CSU-10)とEM-CCDカメラ(Andor iXON DU-897)を移設。より詳細な樹状突起カルシウムイメージングが可能になりました。現在のパイロットは設樂久志さん。


実験室3 【5-1013室】

主に行動解析と電気生理学を行う実験室です。一番奥に運動中の動物の脳イメージングを行うイメージングシステム参号機もあります。

 

 

 

 

 

多感覚刺激装置とユニット記録装置

8方向から音と気流を与え、脳内の多感覚応答ニューロンのそれぞれの刺激に対する方向感受性を解析します。

 

空気リフト型球形トレッドミル装置

コオロギの運動を高速で計測するためのトレッドミルシステムです。空気圧で浮かせた発泡スチロールの球の上でコオロギを歩かせ,球の動きを2つの光学マウスで検出して歩行速度や方向,体軸角度を計測します。中央にみえる円筒には8方向から気流を与えられるノズルと音刺激用の小型スピーカーが配置されています。

 

小川研イメージングシステム 参号機

運動中の動物の脳活動を計測するために設置した参号機。半固定の状態でコオロギを歩行させながら,脳神経節を真正面から捉えることができるようにオリンパス製モノズーム顕微鏡(MVX10)を横倒しにしました。励起光源にはLEDを用い,イメージングデバイスには高速取得ができるブレインビジョン社製MiCAM02を使用。しかも二光路分岐光学系にそれぞれ2基装備することで,FRETなどのレシオイメージングもできます。現在は可動停止中。


その他

 化学実験室(試薬調製や洗い物をする部屋)

 

 学生控室