カブトガニ目 ミナミカブトガニ

ミナミカブトガニ(Tachypleus gigas)
 甲長20cmほど。東南アジア産。2億年前からほとんど姿が変わらず、生きた化石と呼ばれている。完全に成熟するには10年以上かかる。脳と食道下・胸部神経節は環状をなし、その後方に腹神経索が延びる。食道下・胸部神経節(食道下神経節と胸部神経節が一体化したもの)は、口器や歩脚に神経を送る。腹神経索の後端には鰓(えら)神経節などがあり、鰓などを支配する神経が派生する。ハートラインはその複眼を材料に視覚の仕組みを明らかにし、ノーベル賞を受賞した。

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