つなみ避難サポートプロジェクト

住民参加型の防災集会を開いてみませんか?

沿革

私たちのグループの活動は,科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)のプロジェクト実習「リスクをどう伝えるか」(担当:隈本邦彦,協力:西村裕一)として2008年に始まりました.その後,科学技術コミュニケーションにかかわる理論や実践的スキルを身につけたCoSTEPの修了生が中心となり,CoSTEP と北海道大学地震火山センターの協力のもと,外部団体の研究助成を得ながら北海道内で集会を実施してきました.また2010年チリ地震津波に際しては,避難行動についてのアンケート調査を道内8地区で実施させていただきました.

 

2011年の東北の津波災害の発生以降は,津波防災の必要性がより強く認識されてきたこともあり,コンテンツの改良や開発,様々な地域や異なる形式の集会にも対応できるようにするための工夫にも努めています.同時に,グループ名も「つなサップ(つなみ避難サポートプロジェクト)」と決め,HPやチラシ配布による周知普及活動も始めました.現在は北海道大学地震火山センターに事務局を置き,西村裕一が代表兼窓口となっています.

 

組織

規約(pdf)に基づき,以下の組織体制で活動しています(2012年4月1日現在).

 

 代表
  西村裕一(北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター 助教)

 実行委員
  郡 伸子(北海道大学理学院科学技術コミュニケーション研究室 修士課程2年)
  岸浪典子(会社員,保健師)
  山本俊介(北海道教育大学釧路校理科教育プロジェクト 研究員)
  定池祐季(北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター 助教)

 監事
  上口義雄(会社役員,北海道地域防災マスター,札幌市DIGマスター)

 顧問
  隈本邦彦(名古屋大学減災連携研究センター 客員教授)
  石村源生(北海道大学科学技術コミュニケーション教育研究部門 准教授)

 

公表論文,報告書

当グループの防災集会に関係する論文,報告書は以下の通りです.

つなみ避難サポートプロジェクト,2010年2月チリ地震津波における避難行動アンケート調査:調査報告書(暫定版),2010.報告書(pdf:600KB)

隈本邦彦・杉山滋郎:「科学者と住民の直接対話」を活用した双方向災害リスク情報伝達手法の普及と促進,北海道河川財団研究所紀要,XXI,2010.

 

隈本邦彦・杉山滋郎:「科学者との直接対話」を活用した新しい津波防災知識の伝達手法の開発と評価,北海道河川財団研究所紀要,XX,2009.

 

隈本邦彦・上口義雄・郡 伸子・櫻井祐太・定池祐季・佐藤秀美・田中 徹・三宅武寿・山賦w・山本俊介・西村裕一:津波のリスクを地域住民が正しく知るための手法の開発と評価 : 科学者と市民の直接対話を重視した2つのイベントの経験から,科学技術コミュニケーション, 4, pp.3-18,2008.

サポート

これまでに受けたサポート(研究助成)は以下の通りです.

 

・財団法人北海道河川財団研究助成金(平成23年度)

・財団法人北海道河川防災研究センター研究助成金(平成20年度,21年度)

・科学技術社会論学会柿内賢信賞実践賞研究助成金(平成20年度)