next up previous
次へ: この文書について... 上へ: CCSR Ocean Component Modelの使い方 戻る: モデルの実行

結果の出力

モデルの計算が正常に終了すると, リスタートファイルとヒストリーファイルが出力されます. リスタートファイルは初期条件ファイルと同じ形式で書かれており, 長時間に渡る積分を何回かに分けて行うために用います. ヒストリーファイルは積分結果の解析を行うための出力ファイルです. 出力されたヒストリーファイルをgrads形式のファイルに変換するためのプログ ラムを//lanina/E:/d/coco3.3/programにsnapshots-tuvs.f(3次元データ用,温 度・塩分・流速など),sh.f(2次元データ用,海面変位など)という名前で置いて おきます.コントロールファイルsnapshots.ctl,sh.ctlも置いて置きます.

ヒストリーファイルへの出力は標準的に以下の量を出力することができ, GOファイルのNAMELISTとして指定します.

速度の東西方向成分 (U)  
速度の南北方向成分 (V)  
温度 (T)  
塩分 (S)  
海面高度 (SH)  
鉛直積分速度の東西方向成分 (UBT)  
鉛直積分速度の南北方向成分 (VBT)  
速度の鉛直成分 (W)  
鉛直粘性係数 (AMV)  
鉛直拡散係数 (AHV)  
海面熱フラックス (FT)  
海面塩分フラックス (FW)  
対流調節の頻度 (CONV)  
温度フラックスの東西方向成分 (FTX)  
温度フラックスの南北方向成分 (FTY) ※ 緯度の cosine が乗じられている
温度フラックスの鉛直方向成分 (FTZ)  
塩分フラックスの東西方向成分 (FSX)  
塩分フラックスの南北方向成分 (FSY) ※ 緯度の cosine が乗じられている
塩分フラックスの鉛直方向成分 (FSZ)  
例えば東西速度成分・南北速度成分・温度・塩分をそれぞれ$u,v,t,s$という ファイルに出力したければ,GOファイルのNAMELIST部分に
$\&$ nmhist cohitm='U', cohfil='u' $\&$ end
$\&$ nmhist cohitm='V', cohfil='v' $\&$ end
$\&$ nmhist cohitm='T', cohfil='t' $\&$ end
$\&$ nmhist cohitm='S', cohfil='s' $\&$ end
と書いてください.

Yoshifumi Watanabe 平成15年3月30日