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モデルの実行

各種ファイルの編集が終わったら,モデルのコンパイルを行い,実行形式ファイ ルとプログラムライブラリを作成します.モデルのコンパイルを行うためには, ディレクトリsrc/上で

make

とコマンドします.もしmakeとコマンドしてコンパイルがうまくいかない場 合は,ディレクトリsrc/内とそれ以下のディレクトリ内の*.o(オブジェクトファ イル)およびOPTION-LIST,ENSTR-LISTというファイルを消去してから再びmake してみると良いでしょう.

コンパイルが正常に行われるとlib/にプログラムライブラリが, bin/に実行形式ファイルが作成されます.ちなみにライブラリ, 実行形式ファイルの名前はMkincludeのLIBOGCM,TARGETという変数で指定されま す.デフォルトではどうなっているかMkincludeを見て確認するとよいでしょう.

コンパイルを行って作成された実行形式ファイルを実行するには SR8000にバッチジョブを投入する必要があります. そのためにはスクリプトGOを実行するためのシェルスクリプトを 作成し(GO.sh,//lanina/E:/d/coco3.3/program/に置いてあります), qsubコマンドを使ってSR8000にこのシェルスクリプトを以下のように 登録します.

qsub -N 4 -q a GO.sh

上のコマンドはGO.shを使用ノード数が4で,ジョブキューaへ登録したことにな ります.北大大計のSR8000で利用できるジョブ区分は以下の通りです. ジョブを投入する際に注意することは ジョブキューa, b, cへ登録するときはRUN.par/GO中の変数DEFPARTをSPARAに設定し, ジョブキューp, q, rへ登録するときはLPARAと設定することです.

ジョブ区分 キュー 演算時間 標準ノード数 最大ノード数 最大メモ リ
  a 60分      
標準メモリジョブ b 360分 1 16 7GB
  c 1440分      
  p 60分      
大容量メモリジョブ q 360分 1 4 14GB
  r 1440分      


Yoshifumi Watanabe 平成15年3月30日