まずはMkincludeの編集の仕方を説明します.
ディレクトリsrc/に存在するMkincludeというファイルの 中身を見ると以下の変数が記述されています.
OGCMDIR | ソースコードを展開したディレクトリを指定する. |
RM | ファイルを消去するコマンドを指定する.デフォルトは rm -f.特 に変更する必要なし. |
SYSTEM | モデルのコンパイル・実行に用いるOSを指定する. |
PARALLEL | 並列化モデル・非並列化モデルのいずれを用いるかを指定する. |
BODY | body forcingを用いるかどうかを指定する. |
OPTBDY | body forcingを用いるかどうかを指定する. |
BBL | 海底境界層を用いるかどうかを指定する. |
OPTBBL | 海底境界層を用いるかどうかを指定する. |
OBJOPT | オプションとして取り込みたいスキームのオブジェク トファイルの名前を指定する. |
OBJENS | 疑似エンストロフィー保存・運動量斜面移流スキームを用いるかど うかを指定する. |
TARGET | 実行形式ファイルの名前を指定する. |
LIBOGCM | ライブラリの名前を指定する. |
以下にMkincludeの例を示すので編集する際に参考にしてください.
Mkincludeの例.注) #はコメントアウト記号である. | |
行 | |
1 | OGCMDIR = /home/p16527/coco3.3 |
ソースを展開したディレクトリを書く. | |
4 | SYSTEM = hi-ux |
SR8000の場合,hi-uxと書けばよい. | |
場合によっては hi-cross とすることもある(wine上でコンパイルを行う とき). | |
6 | PARALLEL = |
7 | #PARALLEL = .par |
並列・非並列の選択を行う個所.並列の場合は.parを指定し,非並列の場合 は何も指定しない. | |
並列にするには,6行目にコメントアウト記号を付け,7行目のコメ ントアウト記号を消せばよい. | |
8 | BODY = |
9 | OPTBDY = |
10 | #BODY = .body |
11 | #OPTBDY = -DOPT_BODY |
body forcingを用いるか用いないかの選択を行う個所. | |
用いる場合は,8,9行目をコメントアウトし,10,11行目 のコメントアウト記号を消せばよい. | |
12 | BBL = |
13 | OPTBBL = |
14 | #BBL = .bbl |
15 | #OPTBBL = -DOPT_BBL |
海底境界層モデルを用いるか用いないかの選択を行う個所. | |
用いる場合は,12,13行目をコメントアウトし,14,15行目 のコメントアウト記号を消せばよい. | |
17 | OBJOPT = |
非標準ルーチン使用の設定を行う個所. | |
詳しくはREADME「7 非標準スキームについて」を参照してください. | |
19 | OBJENS = |
20 | #OBJENS = aocea.o aprdc.o binst.o bstbc.o cadvc.o ctnuv.o dvlva.o |
疑似エンストロフィー保存・斜面方向運動量移流スキームを用いるか用いないか の選択を行う個所. | |
用いる場合は,19行目をコメントアウトし,20行目 のコメントアウト記号を消せばよい. |