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安全情報

このページについて
このページは化学実験を行う際に事故防止に役立つ情報を集成し、広く発信することを目的としています。
特にこれから化学実験を始める学生さん向けに編集しています。このため、ここで述べていることは学生実験を中心にしています。研究実験(卒業論文作成のための研究実験も含む)における安全指針については、考えなければならないことが増える場合もあります。このようなものに関しては、その都度「学生実験においては」と断りを入れてから述べます。
化学実験にかかわらず、事故はヒヤリハット事例(事故には至らなかったが、ヒヤリとしたりハっとした事例のこと)が一番多く、その次に物損事故・傷害事故・重大事故と積み重なっていると言われています(図1)。ガラス器具の破損は学生実験でもよくあることですが、これに悪い意味で慣れずに緊張感を持って実験を行うことが大切です。


図1 バードの法則(早稲田大学技術報告 一部改変)
1件の重大事故(死亡・重傷)の背後には、10件の傷害事故(軽傷)・30件の物損事故・600件のヒヤリハット事例があるとされている。

化学実験を安全に行う際に基本となることは、次の4つであるといわれています。

T 装置および設備の安全
U 物質および材料の安全
V 情報の伝達と教育
W 実験者の行動

これらのうち、VとWについて以下のように分けて安全に関わる情報を発信し、事故防止に役立てていただきたいというのがこのページの趣旨です。

@ 操作について
A 薬品について
B 服装について

化学実験に携わる方々のご参考になれば幸いです。

@ 操作について
化学実験ではさまざまな薬品と器具を用います。これらの中には、危険性の高いものから低いものまでさまざまなものがあり、これらを使用して実験を行います。
ここでは、学生実験で使用する器具を中心に正しい(危険性の少ない)使用法を中心に情報を紹介します。

A 薬品について
化学実験ではさまざまな薬品を使用します。これらに対する安全情報の閲覧は試薬会社が発行しているMSDSに詳しく記載されています。
ここでは、薬品を取り扱う際の心構えと事故例を紹介します。。

B 服装について
実験を行う際の理想的な服装ついて紹介します。完全に理想的な服装(安全靴の着用や対薬品白衣など)は高価ですので、個人として揃えられる範囲で最善と思われる服装を紹介します。