What’s CREES

渡邊研究室(CREES)はサンゴ礁地球環境学・炭酸塩地球化学の研究室です。私たちの研究には次の三つの過程があります。

  1. 生物源炭酸塩が形成されるシステムと環境を理解する
  2. 1で得られた知見から、生物源炭酸塩を用いて過去、現在、そして未来の地球環境変動を推定する
  3. 2で推定された環境変化に対して生物がどのように適応/応答するか(したのか)考える

過去の地球環境を記録する媒体は古環境復元指標(Proxy)と呼ばれます。古環境復元には海底コアや氷床コア、樹木年輪などが用いられ、調べたい時代や地域、環境、現象に合わせてproxyを選ぶことができます(図1)。CREESでは主にproxyとして生物源炭酸塩を用いています。生物源炭酸塩とは、生物が造る炭酸カルシウムの殻や骨格を指します。サンゴの骨格や有孔虫、貝の殻は全て炭酸カルシウムで出来ています。その中でもサンゴや二枚貝は炭酸塩骨格に成長縞を観察することができ、その成長方向に沿って化学組成を分析すると、骨格を形成した当時の環境を推定することができます。

図1:古環境復元指標(環境復元できる地域)。横軸は復元の時間分解能を表す。

現在、CREESでは造礁性サンゴ二枚貝硬骨海面を用いた研究を行っています。それぞれの生物の特徴や研究手法、研究内容に関しては右側のCONTENTSからご覧ください。図2はCREESメンバーが2005年以降に訪れた調査地です。調査ではたくさんの人に出会い、貴重な経験と試料を得て帰ってきます。CREESは海、河川、山、どこでも調査を行っております。調査の様子はdiaryページで紹介していますので、ぜひご覧になってください。

図2:CREESの研究地域